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新宿からの帰りの電車は

吊革を持つ手が震えて

涙で視界がぼやけて

目の前に座っていたおじさんが怪訝そうな顔をして私を見ていたけど

マスクをしていてよかった



ついさっきまでの電話での彼女との会話

私は大人ぶって平常心のフリをしていた

電話を切って、どこに向かって歩けばいいのか

何を考え何を信じればいいのか

まったくわからなかった


習慣とはすごいもので

何も考えなくても家には辿り着いた


頭がぐるぐるする

視界が視点が定まらない


何も考えたくない

何も信じられない

誰が本当のことを言って

誰が私をだましているのか

もう、どうでもよかった

だって、真実を私が見ることはできないのだから。



1年前に処方されたもの

まだ数十粒あった


全部、体にいれた

死にたかったわけじゃない

こんなものでは死に至らないとわかっていたから


ただ、意識を停止させたかった

考えたくなかった

何も見たくなかった

何も聞きたくなかった

気持ちよく闇に落ちた




目が覚めたら

点滴が腕に刺さってる

研修医が取り扱ったのだろうか、

血管の細い私の両腕は内出血だらけだった

彼が何かを言っている

看護師が何かを言っている


なんで私こんなところにいるんだろう

ただ眠りたかっただけなのに


覚醒途中の朦朧とした意識の中で私は

彼といろんな話をしたらしい

記憶にないが

同じことを何度も言って

同じことを何度も聞いて

泣きながらまた眠る

その繰り返しだったと後から聞いた







結局真実は闇の中で


後は私がどれだけ何を信じられるか

それだけが頼りになってしまった

2011.02.24 


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